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「歯ぐきから血が出る」「口臭が気になる」といった症状に心当たりはありませんか?


歯周病は初期には痛みがなく、気づいたときには進行していることが多い病気です。適切な治療と毎日のケアで歯周病は予防も改善も可能です。
放置すると歯を失うだけでなく、全身の健康にも影響します。


このページでは歯周病の原因や症状、治療法、予防法を紹介しています。


当院では丁寧な検査と段階的な治療で、あなたの大切な歯を守ります。
健康な歯と笑顔を取り戻すために、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは?

歯周病は、歯周ポケットに蓄積されたプラークや歯石が原因となり、歯の土台となる歯槽骨を溶かしてしまう病気です。

この病気が進行すると、最終的には歯が支えられなくなってしまいます。

初期段階では自覚症状が少ないため、気づきにくいのが特徴です。
しかし、放置すると重篤な状態に進行する可能性があります。

歯周病と口臭の関係

歯周病は口臭を引き起こす主な原因の一つです。歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に細菌が集まり、バイオフィルムという膜を形成して炎症を起こします。

歯周病によって歯の周りの組織が壊れると、細菌がたんぱく質を分解する活動が活発になります。
この過程で口の中の臭い物質の濃度が高まり、口臭が強くなります。

歯周病が進むと、歯を支えている骨が溶け始め、歯槽膿漏と呼ばれる状態になります。
歯槽膿漏では、歯周ポケットから膿が出ることがあります。
この膿からは腐敗臭が発生し、口臭をさらに強めます。

歯周病の症状と進行度

これらは、歯周組織の炎症の進行度によって名称が異なります。

●歯肉炎

歯茎のみに炎症がある初期の段階。
日常の口腔ケアの不足や、歯石の蓄積が原因で起こります。
早期であれば、適切なブラッシングや専門的なクリーニングで症状は改善可能です。

主な症状
歯茎が赤く腫れあがり、ブラッシングや食事中に出血しやすくなります。
また、触れると痛みを感じることもあります。

●歯周炎

炎症が歯を支える骨組織にまで及んでいる状態。

歯茎の後退や、歯の動きが見られるようになります。この段階での適切な治療がないと、症状はさらに進行してしまいます。

※これらの状態を判断するためには、歯周ポケットの深さを測る「ポケット検査」や、骨の量や状態を確認する「レントゲン検査」などの診断が必要です。

主な症状
歯茎の腫れや出血が続く一方で、歯茎が後退して歯の根が見えるようになることがあります。歯が動くようになり、咬むときに痛みを伴うことも。

また、口臭が気になるようになる場合も多いです。

●重度歯周炎(歯槽膿漏)

炎症がさらに進行し、歯を支える骨が大きく溶けてしまう最も進行した状態。

この段階では、歯がグラグラと大きく動くようになり、最悪の場合、歯の喪失が起こります。

主な症状
強い口臭とともに、歯茎から膿が出ることもあります。歯を咬むと痛みが強くなり、食事の際にも不快感が増すことが多いです。

歯周病が引き起こす病気

歯周病は口内だけの問題ではありません。
歯ぐきの炎症を起こす菌が血管に入ると、動脈硬化を進行させ心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。

また、糖尿病の方は血糖値の調整が難しくなり、高齢者は誤嚥性肺炎の危険も。
さらに妊婦さんは早産や低体重児出産のリスクが上がります。
毎日の丁寧な歯みがきと定期的な歯科検診が全身の健康を守るために大切です。

歯周病の原因

歯周病は、口腔内の細菌が原因で起こる病気ですが、それが炎症を引き起こすのは、 主に歯に付着するプラークの蓄積が原因とされています。

以下に、歯周病になりやすいリスクを持つ状況や人々の特徴を詳しく解説します。

ブラッシングを怠っている、または正しい方法で磨けていない

歯周病はプラークの蓄積が主な原因です。

ブラッシングで正しく歯垢を除去できないと、歯周病の悪化につながる可能性があります。
1時間もあれば歯垢が付くともいわれ、正しい磨き方でのブラッシングが重要です。

特に歯と歯肉の境目をしっかりと磨くことで、歯周病のリスクを軽減できるとされています。

定期的な歯科検診を受けていない

ご自宅でのブラッシングだけでは約60%の汚れしか取り除けないと言われています。
定期的な歯医者の検診やクリーニングを受けることで、その汚れをしっかりと取り除くことが可能です。

妊婦

妊娠中のホルモンバランスの変化や、つわりなどの体調の変動により、口腔ケアが難しくなる場合があります。
これが歯周病のリスクを高める要因となります。

口の中が常に乾燥している(ドライマウス)

唾液の分泌が少なくなると、口腔内の細菌の繁殖や歯垢の蓄積が促進され、歯周病を引き起こしやすくなります。

喫煙者

タバコによって唾液の分泌が抑えられ、歯周病の進行に気づきにくくなるとも言われています。

肥満

体重が増加すると、体の中で炎症反応を引き起こす物質が増加します。
この炎症反応は、歯周病の進行を促進する可能性があるため、肥満の人は歯周病になりやすいとされています。

糖尿病患者

糖尿病は免疫機能の低下を招くため、歯周病の発症リスクが増加します。

また、高血糖状態での唾液の質の変化も歯周病のリスクを上げる要因となります。
糖尿病患者の中でも、血糖コントロールが不十分な方が特にリスクが高いとされています。

加齢

高齢になると、歯肉の退縮や唾液の分泌量の減少など、口腔内の環境が変わります。
これにより、歯周病が発症しやすくなる可能性があります。

遺伝的要因

家族歴がある場合、遺伝的な要因で歯周病になりやすいとも考えられています。
親や兄弟が歯周病である場合、注意が必要です。

ストレス

長期的なストレスは免疫機能の低下を引き起こすため、歯周病のリスクが高まる可能性があります。

また、ストレスを感じているときの無意識の歯ぎしりや口腔ケアの怠慢なども関連していると考えられます。

セルフチェック

  • 歯肉が赤く腫れている、または暗い色に変色している
  • 歯肉の後退により、歯間に新たな隙間が生じている
  • 歯が通常より長く見える
  • 舌で触ると歯の表面にザラつきを感じる
  • 歯みがき中に歯肉からの出血がよく見られる
  • 朝起きた時に口内が苦味を感じ、粘り気があって不快
  • 歯肉を指で軽く押すと白色の膿が出てくる

上記の症状が一つでも見られる場合は、歯周病の可能性があります。早期の歯科受診をお勧めします。

当院での歯周病治療の流れ

当院では、歯周病の治療を徹底的に行い、患者様の口腔の健康を守ることを最優先としています。
以下に、当院の治療の流れとその特徴を詳しく示します。

1回目

歯周組織検査:専用の器具を使用して歯肉の腫れや出血、歯の動きなどを確認し、歯周病の進行度を判定します。

スケーリング:専用の器具や超音波スケーラーを使用して、歯の表面や歯と歯肉の境界に付着した歯石を効果的に除去します。

検査の流れ

2回目

歯周組織検査:治療後の変化を詳細に確認し、治療計画を適宜修正します。

スケーリング:1回目の治療後、歯肉が引き締まってきます。これにより、以前は見えにくかった歯石が明確になる場合があります。そのため、さらなる歯石除去が行われます。

初期治療の流れ

3回目以降

歯周組織検査:歯周病の状態と治療経過を継続的に監視します。

安定期治療への移行:歯周病の症状が安定してきた場合、3カ月ごとのメンテナンス治療に移行します。 この期間での検診は、歯周病の再発を防ぐため、また3~4カ月毎に生成されるバイオフィルムの除去を目的としています。 このメンテナンスは、患者様の口腔内を最適な状態に保ち続けるためのキーとなります。

治療費用の目安について

歯周病治療の費用は症状の進行度と治療方法によって大きく変わります。
保険診療では健康保険が適用されるため、総治療費の30%の自己負担で治療を受けることができます。
1回あたりの診療費は3,000円から4,000円程度となります。

軽度の歯周病

保険診療なら5,000円から10,000円程度の自己負担で治療が可能です。
治療期間は1〜2ヶ月で、4回程度の通院が必要になります。


中等度の歯周病

保険診療での治療費は10,000円から50,000円程度です。
治療には3ヶ月から1年かかり、6回以上の通院が必要となります。


重度の歯周病

保険診療での治療費は30,000円から100,000円程度になります。
治療期間は1年以上で、10回以上の通院が必要です。

治療費用は患者さんの口腔内の状態によって変動します。
治療計画と予想される治療期間、費用などを丁寧にご説明します。
疑問点があれば遠慮なくお尋ねください。

歯周病の予防方法

歯周病を予防するには、毎日の歯磨きや定期的な検診、食事や生活習慣など、さまざまな方法があります。

セルフケア

毎日正しい方法で歯を磨くことが大切です。
歯ブラシの角度や動かし方を工夫し、効果的に歯垢を取り除きましょう。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助道具も活用すると良いでしょう。

歯科医院での定期検診

歯科医院で定期的に検診を受けることも大切です。
検診では歯周病の有無をチェックし、磨き残しや歯石の状態、歯周ポケットの深さなどを確認します。

早期発見・早期治療が歯周病対策の基本です。
半年に一度の検診を習慣にすると、歯周病の進行を防ぎやすくなります。

よくある質問

歯周病は完治するの?

歯周病は早期に対応すれば完治する可能性が高いです。しかし、進行度によっては完全に元の状態に戻るのが難しい場合もあります。定期的なケアと専門家のアドバイスが必要です。

定期検診の頻度はどれくらいがいの?

一般的には半年に1回の検診を推奨しています。ただし、歯周病のリスクが高い方や既に症状が出ている方は、3ヶ月ごとなど、より頻繁に検診を受けることをおすすめします。

ブラッシング以外で歯周病予防に効果的な方法は?

ブラッシングは基本ですが、それに加えてデンタルフロスの使用、正しい口内洗浄液の選択、バランスの良い食事などが歯周病の予防に役立ちます。

歯周病の治療は痛いの?

現代の歯科治療は、患者様の痛みを最小限に抑える技術が進んでいます。治療の前には麻酔を行うため、ほとんどの方が痛みを感じることなく治療を受けることができます。

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神戸三宮ミライ歯科クリニックは虫歯・歯周病の治療からインプラント、矯正、予防歯科、顕微鏡治療まで幅広い診療項目に対応しています。

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